こちらは、下呂の郷土料理『鶏ちゃん』のお店「杉の子」です。
寒中お見舞い申し上げます。
下呂温泉のお正月は雪も無く暖かな新年となりました。
店先のパンジーの花も雪化粧することもなく、ご来店のお客様の足元が安全なのが何よりです。鶏ちゃん専門店「杉の子」は今年で22年を迎えます。新年にあたりいろいろ想い出してみました。
鶏ちゃんは下呂温泉では昔からある郷土料理ですが、大人から子供までが日本中、どこに行ってもあると思われていた感じで、私もその一人でした。
しかし数十年前、東京の食イベントに出展し、「鶏ちゃんってお母さんの名前ですか」などと言われ、その知名度の無さに驚きました。その時は下呂温泉の場所すらわからない方が多く、又々驚きでした。<井の中の蛙大海を知らず>そのもので、2年程その食イベントに参加しましたが、進歩もなくうまくPRも出来ませんでした。
ならばと思い、下呂温泉へお見えになるお客様に「鶏ちゃん」の名前を知ってほしいとレトルトで鶏ちゃんの素を作りお土産店などに置きました。さらに地元商工会様より経営革新計画のお世話になり承認をいただくなどして、鶏ちゃんもだんだん名前が知られるようになりました。今では下呂温泉のいたる所で鶏ちゃんを提供する店が増えているほどです。
鶏ちゃんと言っても値段、味わい、使用している鶏肉の部位など様々です。では、鶏ちゃん専門店「杉の子」のこだわりを少し紹介します。
鶏ちゃんは鶏肉とタレが決め手です!
鶏肉は岐阜県産「恵那どり」のもも肉のみを使用し、杉の子のタレと相性抜群で昔ながらの食感、鶏肉本来の旨みを楽しめます。
ごはんとみそ汁が美味しいとお客様から言われますが、米も味噌も地元産にこだわります。鶏ちゃん焼きそばは大人気ですが、その焼きそばは鶏ちゃんによく合う麺を杉の子オリジナルとして特別外注で、麺に秘伝のタレがたっぷり注がれています。にんにくも最高品質の青森産を使用します。
杉の子の鍋は〆の焼きそばを焼くために特別に大きいのも特徴です!
鶏ちゃんは提供する店毎に熱い思いがあります。
杉の子は多くのお客様の応援をいただきながら、人との出会いを大切にしながら頑張ってまいります。これからもよろしくお願いします。