こちらは、下呂の郷土料理『鶏ちゃん』のお店「杉の子」です。
鶏ちゃん祈願をした温泉寺 |
<立春大吉>、<開運招福>と記していただいた鶏ちゃん |
続けていればいい事あるでナァ
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)から約1年が経過し、2月17日にはとうとう日本でワクチン接種が始まりました。
こんな状況の中、「杉の子」は、できる範囲で営業をしています。
コロナ疲れか最近はリピーターのお客様がよく来られ、
「鶏ちゃんはスーパーなどで買えるが、杉の子の味はここに来ないと食べれない」、
「この味の中毒になっておるでナァ〜」、
「大変だけど店を閉めることだけはしないように」、
「電車に乗って食べにくるから頑張って続けて」
などと言われます。そして皆さん、一様に「続けていればいい事があるでナァ〜」と、これは私の想いと一緒です。コロナ禍でもお客様の励ましに勇気づけられます。
温泉寺ご住職に祈願
下呂温泉の街中にも支援、応援の輪が広がっています。
受験する生徒を応援しようと、下呂中学校3年生全員に保護者から「ひとり歩き 歩み出した証明書」と書かれた証明書が渡されました。
その証明書を見せると下呂市内の8店舗で様々なサービスが受けられるもので、
「杉の子」も仲間に入らせていただき、杉の子鶏ちゃんの味が楽しめる<冷凍味付け鶏ちゃん>を通常の半額以下の価格で提供させていただきます。
証明書には温泉寺のご住職が合格祈願されましたが、杉の子鶏ちゃんもご住職に<立春大吉>、<開運招福>と記していただき、ご住職曰く「鶏ちゃんを祈願したのは初めて」とのことです。
お客様に感謝申し上げます
思えば「杉の子」はコロナ禍で昨年4月〜6月初めまでお店を休みました。万全な感染防止策でもって、「さあ〜、出発しよう!」と頑張っている最中、飛騨川大雨氾濫により、「杉の子」自身これまで経験したことのない床上浸水などの被害を受け、また休むことに。昨秋からは「GoToトラベルキャンペーン」の試み、年が明けてからは国の「緊急事態措置を実施すべき区域」指定による不要不急の外出自粛、営業時間短縮などで、「杉の子」は1年の内、3分の1はほとんど営業が出来ない状態に陥りましたが、お客様からあたたかい励ましの言葉をいただき、あらためて感謝申し上げます。