下呂の郷土料理「鶏ちゃん」のお店 杉の子
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2014年3月
中小川の観音堂(解脱堂)
毎月1日・17日はお参り日
解脱堂 「杉の子」から名古屋方面へ50m程先に観音堂(解脱堂)があります。
この観音堂は益田西国三十三霊場15番札所になります。
今年2月2日の日曜日、観音堂改修記念祭が行われました。観音堂の集落である中小川の観音講メンバーが寄付を持ち寄り、観音堂の床、壁、水廻りなどを改修され、その工事が完成したのです。
観音堂改修を機に毎月1日と17日を観音様の日として中小川の人だけでなく誰でもお参りをしていただけるようにしました。1日は10時から昼頃まで、17日は13時〜15時までお参りができ、お茶の点出し(たてだし)もあります。
小川文化財資料によると中小川集落の昔の観音講持ち廻り品は観音像掛け軸、徳本の掛け軸、数珠、御詠歌の台、お茶と茶碗、花立てとなっています。
観音講での読経内容は以下の10でしたが、毎月17日の読経でもほぼ同じ内容で行われます。
懺悔文(我昔所造諸悪業)
開經偈
消息呪
妙法蓮華經観世音菩薩門品第二十五
大非圓満無礙神呪
西国三十三所御詠歌
(奇数月1番より18番19番以降読み立て、偶数月1番より18番立て19番以降流す)
座禪和讃
観音和讃
延命十句観音經
四句誓願文
解脱堂 少し観音堂と杉の子界隈を紹介します。
観音堂のある位置は鎌倉街道初矢峠の入口でした。
飛騨街道と南北街道が合流する下呂市小川から竹原へ向かう途中の初矢峠には幅2m、延長80・4mにわたり石畳が残っています。
観音堂の入口にはお地蔵様があります。
そのお地蔵さまの台座には<左 鎌倉街道 右 村>の文字が刻まれています。
峠の入口にあって道しるべとして盛んに行き来する人々の安全を見守ってきました。道しるべのお地蔵さまは私どもの“人生の道しるべ”としてお参りし、夢をお願いしています。
観音堂を経て30m先には小川神社があります。
階段を上がると左右に杉の木があり、左が商売繁盛、右は健康祈願に、左後ろの木は学問のご利益があると言われています。
地域の人々は昔から願い事があれば、この杉の木に抱きついてお願いしたことから抱きつき杉と呼んでいます。
杉の子より左へ50m先にはショッピングセンター「ピア」があります。
下呂市民には欠かせない食料品をはじめ、何でも揃っています。
また、下呂ならではの食材や特産品、お土産などもあり、是非お立ち寄りください。